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薬剤師コラム

転職のコツ”スムーズな転職を希望するなら”

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大学の薬学部を卒業し、国家試験を受け、薬剤師免許を取得した人の多くは、病院や調剤薬局、ドラッグストアなどで正社員、パート・アルバイトとして働きます。薬剤師の男女の比率は、約70%を女性が占めていることから、働き始めてから数年経つと、結婚や出産を機に退職してしまう人も多いのが現状です。こうした環境の変化により、正社員・パート・アルバイトとして働く女性薬剤師の中には「土日を休みにしてもらう」、「勤務時間を短くしてもらう」などといった雇用形態の変更や、託児所を設けている企業への転職などを考える人も多くいます。

そこで、ここでは薬剤師が転職する際にやっておくべきことを3つご紹介します。

転職する際にやっておくべきこと

正社員、パート・アルバイトの薬剤師が転職する際にやっておくべきことは大きく3つに分けることができます。
それは、「転職理由を明確にする」、「どんな薬剤師になりたいのか、目標を明確にする」、「転職先候補に優先順位をつける」です。

1.転職理由を明確にする 薬剤師が転職を意識したらまず行うべきことが、「転職理由を明確にすること」です。「生活環境の変化による仕方のない転職」なのか、「もっと時給の良いところで働くための転職」なのか、「自身のスキルアップのための転職」なのか。
転職理由をハッキリとさせておかなければ、転職先を選んだ際にミスマッチが起こり、再び転職を余儀なくされる可能性があるからです。
短期間での度重なる転職は、「一定の職に就くことができない」というイメージを植え付け、以後、転職がスムーズに行えなくなる可能性があります。そのため、正社員・パート・アルバイトのいずれにせよ、きちんとした転職理由を明確にさせておくべきだといえます。病院や調剤薬局、ドラッグストアなどに就職する際は、必ず転職理由を聞かれるため、面接官が納得できる回答をしっかりと準備しておくことが大切です。

2.どんな薬剤師になりたいのか、目標を明確にする 『ドラッグストアに勤務して、お客様にとって身近で安心してコミュニケーションをとることができる薬剤師になりたい』など、理想の薬剤師像を明確にすれば、それを叶えるために、今自分が何をすべきなのか、自分に不足しているモノは何なのかがわかります。これがわかれば、転職先でスキルアップしながら正社員、パート・アルバイトとして有意義に働くことができます。

3.転職先候補に優先順位をつける 自分の希望そのままの転職先が見つかれば、それに越したことはありませんが、全ての条件を満たす転職先というのはなかなか見つかりません。そのため、複数ある転職先候補に優先順位をつける必要があります。限られた時間の中で理想に近い転職先を見つけるためにも、必要なスキルや勉学の時間を設けることが大切です。

有効に転職先を探す方法

薬剤師として正社員、パート・アルバイトで働く転職先を探す際の方法は2つあり、それは「自分で探す方法」と、「紹介会社を利用する方法」です。紹介会社は自分が理想とする労働条件を伝えることで、それに合った最新の求人を届けてくれるので、「転職後の理想はハッキリしているが、どこに応募してよいかわからない」という人は、ぜひ紹介会社を利用してみましょう。紹介会社は正社員、パート・アルバイトとして病院や調剤薬局、ドラッグストアなどで働きながら転職先を探している薬剤師の方の利用にも適しています。

まとめ

薬剤師が転職する際は、自らが理想としている「薬剤師像」と、「転職理由」を明確にすることが大切です。
そうすることで、自分がどういう職場や働き方を求めているのかが具体的になり、転職活動をスムーズに進めることができます。そして最終的に、「理想の薬剤師」への一歩を踏み出すことができます。

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