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薬剤師コラム

勤務先”薬剤師事情を職場別にチェック”

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現在、日本には「薬剤師届出票」を出している薬剤師が約27万人いるということが厚生労働省の調査でわかっています。その中でも約50%が薬局で従業者として勤務しており、診療所や病院で働く薬剤師の数は、全体の約20%とされています。このような結果が発表されている薬剤師の就職先事情。では、求人事情は一体どのようになっているのでしょうか。

ここでは、薬局や病院・診療所、ドラッグストアなどと職場別に見た「薬剤師の求人事情」をご紹介します。

薬局の求人事情

薬局で働いている薬剤師の約7%は、薬局の開設者、または法人の代表者として働いています。このことから、「調剤薬局」という分野は、大手調剤薬局による集約がそれほど進んでいないため、個人薬局として生き残りやすいという傾向を読み取ることができます。しかし、これは調剤薬局だけに該当することであり、ドラッグストアとして個人店で生き残っている店舗はほとんどありません。
このような状況下で、地方や中小の薬局の場合は人手不足が著しく、採用に苦労している現状があります。そのため、薬局で正社員、パート・アルバイトとして働くのであれば、地方や中小の薬局の求人に応募することがおすすめです。

病院・診療所の求人事情

病院や診療所で正社員、パート・アルバイトとして働きたいという願望を持つ薬剤師は多く、採用は狭き門とされていました。とくに人気の高い大学病院などは定期的な薬剤師採用があまりなく、研修生が勉強しながら勤務し、欠員が出たときだけ補充される、という形が基本でした。

しかし、近年では、病院における薬剤師の活動が認められ、正社員をはじめ、パート・アルバイトとしての採用ニーズが高まっています。病院への転職を考える薬剤師にとっては、以前よりも就業チャンスが増加しているといえます。病院で正社員、パート・アルバイトとして働きたいのであれば、求人の有無に関係なく積極的に連絡をとることが大切です。

ドラッグストアの求人事情

ドラッグストアにおける薬剤師の採用は減りつつあるといわれています。これには、登録販売者制度が大きく関係しています。というのは、調剤を行わないドラッグストアでは、人件費を安く抑えられる登録販売者を採用する動きが出てきているのです。とはいえ、調剤薬局を備えているドラッグストアの場合は、今まで通り薬剤師を必要としているため、急激に採用が激変したわけではありません。そのため、正社員やパート・アルバイトとして働ける可能性は十分にあるといえます。

動物病院の求人事情

薬剤師は人に対してだけでなく、動物に対して仕事を行うこともあります。近年ペットブームで動物を家族の一員のように考える飼い主が増えていることから、動物病院を利用する人は増加傾向にあります。そして、それにともなって動物病院業務拡大が進む中で、獣医師と薬剤師が連携して業務にあたる必要性が生じてきました。そのため、動物病院で薬剤師を採用することが多くなってきているのです。正社員、パート・アルバイトとして勤務して動物の健康を守るのも、薬剤師の大切な役目。動物病院での勤務も視野に入れてみるといいでしょう。

まとめ

正社員、パート・アルバイトとしての薬剤師の働き口は、薬局や病院、ドラッグストアなどとさまざまです。それぞれで求人事情が異なるため、職に就く際は「自分に合った職場はどこなのか」、「もっとも求められている職場はどこなのか」という点を見極め、求人に応募することが大切です。そうすれば、自分自身にもっとも適した職場で、薬剤師として正社員、パート・アルバイトで無理なく働くことができます。薬剤師である自分に誇りを持ち、常にスキルアップを目指して業務に取り組むようにしましょう。

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